老人の独り言

孫より絵葉書頂いた、嬉しいこと、宝物、逢った人に、宝物といったら、その人は力になると、言いました、多分 生きる力だと、察しました、老人になると、若い時と感性が少し違ってくる。
思い出したのです。始めて勤めたところで、座敷に呼ばれ、売りに来た陶器を、見なさいと、呼ばれました、買うもしないもに、とズート思っていました、その頃は、一般の人は美術館など行きません、生きる事だけ、の時代でしたから。綺麗な柿右衛門でした、色の綺麗さに驚いたものです、その後柿右衛門と聞くと、身を乗り出します。
孫もいつか、そのように思い出すことでしょう、またそれが生きる力になるのです。